予防医学
大切な家族であるワンちゃん・ネコちゃんを、感染症から守るために予防接種を受けましょう。
ワンちゃんの予防接種には、狂犬病の予防注射や、犬ジステンバー、犬パルボウイルス感染症などの混合ワクチンが必要です。
また、フィラリアの予防やノミ・ダニの予防も必要です。
ネコちゃんに関しては三種混合または、五種、六種混合のワクチン、ノミの予防を行い、感染症から守ってあげましょう。
ワクチン・予防接種で回避できる主な病気
狂犬病(犬の感染症)
犬の狂犬病は唾液の中のウィルスが傷口から浸入して、神経やリンパから中枢神経へと感染します。
発症すると死亡率100%の恐ろしい病気です。
最初は食欲が落ちる、よだれを垂らす、挙動不審などの症状がみられ、発症するとむやみに噛みつくなど凶暴化する症状がでます。
発症後の有効な治療法はありませんが、発症前の治療でしたら早めの治療で助かる場合もあります。狂犬病予防接種は、法律により年1回の接種が義務付けられています。
フィラリア(犬の感染症)
フィラリアという寄生虫が蚊を媒介して感染してしまう病気です。
主に犬の心臓や肺動脈に20~30cm位の糸状の寄生虫が寄生し、心臓、肝臓、腎臓、全血管系に及ぼします。
一度寄生すると根治させることが困難ですが、定期的に予防薬を投与することで感染を防ぐことができます。
猫汎白血球減少症(ネコの感染症)
猫パルボウィルスによる感染症で、白血球が極端に減少し食欲が無くなり、高熱、嘔吐、下痢が続き、激しい脱水症状となります。
抵抗力の低下から他の感染症を併発する恐れもあります。
体力の無い子猫の場合は、たった1日で死ぬこともある恐ろしい病気です。
猫白血病ウィルス感染症(ネコの感染症)
白血病やリンパ腫、貧血、流産などを引き起こすほか、抵抗力の低下から他の感染症を併発することもあります。
感染してから発症までの潜伏期間が長く、感染に気付きにくいため、他の猫に伝染してしまうこともあります。
感染した猫は80%が3年以内に死亡すると言われています。
その他のワクチン・予防接種で回避できる主な感染症
■ジステンパー(犬) ■伝染性肝炎(犬) ■犬伝染性喉頭気管炎(犬) ■犬パラインフルエンザ(犬)
■パルボウィルス感染症(犬) ■犬コロナウィルス感染症(犬) ■レプトスピラ症(犬)
■猫カリシウィルス感染症(ネコ)■猫ウィルス性鼻気管炎(ネコ) ■猫のクラミジア病(ネコ)など
ノミ・ダニの予防
ノミ・ダニはお散歩などの時や、日常の場所から簡単に寄生されてしまいます。
これらの寄生虫は外用薬(滴下タイプ)や内服用で予防・駆除が可能です。
ノミ・ダニは痒みだけでなく、病気を媒介する原因にもなり、
ヒトに感染する恐れもあります。
月に1度、ノミ・ダニの予防をすることをおすすめします。
去勢・不妊について
去勢・不妊手術は、子犬・子猫の出産を防ぐことはもちろんですが、
病気の予防という観点からもメリットがあります。
オスの場合は前立腺、メスの場合は子宮や卵巣などの
病気の発症率を下げることができます。
また発情期がなくなることで、ワンちゃんネコちゃんのストレスも減り、
ご家族(人間)と共存しやすくなるといった長所もあります。
手術を受ければ一生子供を作れなくなるので、
長所・短所を考慮して手術を受ける際には、予約のお電話など、ご相談ください。
全身麻酔をかけますので注意事項もお話しいたします。
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